絵本「南紀熊野の民話 彦五郎の堤」の制作と原画展の開催について

この度、南紀熊野ジオパークの見どころである上富田町の彦五郎堤防が舞台になっている民話を題材に、絵本「南紀熊野の民話 彦五郎の堤」を制作しました。この絵本の制作には和歌山県立熊野高等学校サポーターズリーダー部でジオパーク活動をしている生徒の皆さんに、ジオパークや防災学習の一環として携わっていただきました。絵本の背景の一部には、生徒の皆さんが大地の質感を表現するために石や植物の上に紙を置いて、鉛筆で凸凹をこすり、模様を写し取ったものを使用しています。また、絵本の中では学習の様子を紹介しています。
絵本教材として活用いただくことで、児童の頃から南紀熊野ジオパークを身近に感じ、興味を持っていただけるよう工夫を凝らした一冊です。
絵本は下記URLからご覧いただけます。
また、下記期間、原画展を開催します。原画展では、実際に制作した絵本をご覧いただくとともに、原画6点と説明用パネルを展示します。
1 展示期間 令和7年4月21日(月)~5月25日(日)
2 開館時間 9時~17時(入館無料)
3 会 場 南紀熊野ジオパークセンター
(東牟婁郡串本町潮岬2838-3)
なお、絵本は南紀熊野ジオパークエリア内の小学校(40 校)や 保育園や幼稚園(37園)、図書室(館)等に4月下旬より順次配布します。また、県立図書館(和歌山市西高松1-7-38)及び情報交流センターBig・U(田辺市新庄町3353-9)でも6月頃より閲覧いただけます。
この絵本シリーズは、2021年からジオパークに興味関心をもっていただくことや、地域文化の伝承を目的に制作しており、過去作は以下リンクよりご覧いただけます。