絶景スポット

V字谷が織りなす峡谷美(オトノリ)

Otonori

日本で唯一、筏から眺める絶景

日本で唯一、飛び地の村である北山村。山から川まで標高差600m以上もあるV字谷を流れる北山川は、山から切り出した木材を新宮まで運ぶ水路としても利用されていました。現在は標高差600mもあるこのV字型の渓谷を丸太で組んだ筏で下る「観光筏下り」が行われています。スタート地点から程なく差し掛かる「オトノリ」は、激流で昔は事故が多く、家の長男ではなく弟を筏に乗せたことから名前がついたとか。岩を避け、流れを読みながら、筏師が巧みに筏を操る躍動感とともに眺める景色はまさに絶景。晴れた日にはエメラルドグリーンの美しい川と、山並みを彩る常緑樹の緑のコントラストが訪れる人の目を楽しませてくれます。

約7000万年前の地球に思いを馳せよう

この筏下りのコースそのものが「北山峡」と呼ばれるジオサイト。また渓谷の岩石は南紀熊野ジオパーク地域内最古のもので、約7000万年前に海底で堆積したもの。筏の降り場のそばには付加体と、比較的浅い海に堆積した前弧海盆堆積体の境界が見られるジオサイト「小松の不整合」があります。

所在地 〒647-1604 和歌山県東牟婁郡北山村下尾井
アクセス

公共交通:JR 紀勢本線熊野市駅より、北山村村営バス乗車、「おくとろ公園」下車。

車:大阪・和歌山方面から 上富田町ICから約90分。
名古屋方面から 熊野大泊ICから約50分。

駐車場 有り(無料/筏下り専用駐車場)
対応言語

英語の解説看板あり。英語で筏下り体験受付可。

英語・中国語・韓国語の注意事項説明あり。

お問い合わせ先 北山村観光センター
TEL:0735-49-2324
Web:https://www.vill.kitayama.wakayama.jp/kanko/

※情報は変更になる場合があります。お出かけ前に必ず現地・施設へご確認ください。