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第5回 南紀熊野ジオパークセンター講演会のお知らせ

別所孝範氏(大阪市立自然史博物館外来研究員)による講演会

『南紀のおいたちを巡るふたつの謎

~サラシ首層とオーソコォーツァイト礫~』

を開催します。

 

 

 

日時: 

令和3年7月24日(土)13時30分~15時

参加無料 定員50人(事前申込、先着順)

 

申込

6月1日(火)~6月30日(水)17時。

氏名と電話番号、手話通訳・要約筆記の要否をメール又は電話でご連絡ください。

TEL0735-67-7100 

E-maile0320005@pref.wakayama.lg.jp

※講演会の模様は、当ホームページからもご覧いただけます。

 

場所

南紀熊野ジオパークセンター2階(東牟婁郡串本町潮岬2838-3) 

 

講演内容

串本町田子の海岸には、真っ黒い泥岩から大小の礫が突き出ており、足で蹴っても動かない

奇妙な岩石が露出している。その見かけから「サラシ首層」と呼ばれているこの地層はどのようにしてできたのか?

オーソコォーツァイト礫の不思議。オーソコォーツァイトとは、石英の粒が固められた砂岩であり、大陸由来の砂岩と考えられている。

地層としてのオーソコォーツァイト砂岩は日本列島からは見つかっていないが、岩石に含まれる礫として南紀熊野の海岸から初めて発見されている。

オーソコォーツァイト礫がどのようにしてできたのか?

諸説ある話題に焦点を当てて、最新の研究成果を踏まえながらお話しします。

 

講師略歴

紀州四万十帯団体研究グループに所属。

高校教諭を勤めながら長年にわたり南紀熊野地域の地質研究を行う。

退職後、大阪市立大学大学院にて博士号(理学)を取得。

紀伊半島の地質・砂岩組成をライフワークとして取り組んでいる。