南紀熊野ジオパークを楽しむ

サイクリングで絶景を体感! 魅力たっぷりの白浜町を巡る爽快旅

白浜町の心地よいロケーションをサイクリングで巡る旅。
町が誇るコバルトブルーの海、長い年月を積み重ねて作られた地形の眺めや、冒険気分を目いっぱい味わえる洞窟、日本でも指折りの美しい砂浜など見ごたえたっぷりの景色を、爽快に楽しむことができます。
自転車の旅のあとは、源泉かけ流しの足湯につかってほっと一息。絶景の海を眺めながら心身ともにリフレッシュして、元気をチャージしてください!

旅のしおり

01

レンタサイクルで白浜町を巡ろう!
まずは「まちなか観光案内所しらすな」へ

白浜町巡りを楽しむなら、まずは「まちなか観光案内所しらすな」へ。レンタサイクル「白浜びーくる」に乗って観光に出掛けましょう!普通自転車10台、電動アシスト付き自転車(カゴあり)3台、電動アシスト付きマウンテンバイク2台を完備。坂が多い白浜町は、電動アシスト付き自転車がおすすめです。

その他、おすすめの観光スポットやイベント、飲食店の情報などをここでゲット!ボランティア団体「白浜ウェルカムサポーター」のメンバーも旅をサポートしてくれます。オレンジ色の腕章をつけたスタッフを見かけたら気軽に声をかけてみて。

レンタサイクル「白浜びーくる」に乗って観光へ

レンタサイクルに乗っていざ出発!

まちなか観光案内所しらすな
レンタサイクルで観光する様子

02

古代の浅い海底が浸食・隆起を繰り返し生まれた複雑な海岸段丘「千畳敷」

階段状になった地形が目を引く「千畳敷」。
波の浸食によって平らになった浅い海底が隆起してうまれる“海岸段丘”。
海岸の浸食と隆起が繰り返し起こることで、このような階段状の複雑な地形が形成されました。

千畳敷は、その名前の通り広大な岩畳を敷き詰めたような地層。大きさは約4haにも渡ります。重なり合う地層をよく見てみると、砂などの粒子がどのように積み重なっていったかを示すその地層特有の“堆積構造”や、生物の活動の足跡が分かる“生痕化石”などを発見することができます。夕方には水平線と千畳敷が赤く染まる、絶好の撮影スポットでもあります。

千畳敷
千畳敷
千畳敷

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03

地下には波の浸食によってできた洞窟が
広がる断崖絶壁の名勝「三段壁」

50mもの高さの断崖絶壁が南北約2kmにも渡る「三段壁」。
切り立った岩肌に波がぶつかり、しぶきがはじける様相は迫力満点!展望台が設置されており、壮大に広がる南紀の海を見渡すことができます。

地下には海食によってできた洞窟が。洞窟内には、クジラのように勢いよく潮を吹き上げる岩盤、波や潮流によって形成された波状の岩肌の模様など、自然が作りだした不思議な景色が広がります。他にも、源平合戦で有名な熊野水軍が船を隠したという伝説にちなんで再現された番所小屋、日本最大級の青銅でできた辯才天など、見どころが盛りだくさん。

三段壁

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04

真っ白でサラサラ、石英の砂浜
日本屈指の美しいビーチ「白良浜」

まぶしいほどの白い砂浜が魅力のビーチ「白良浜」。延長620m、弓状に広がる遠浅で美しい浜と透明度の高いコバルトブルーの海は、リゾートスポットである白浜町の象徴です。サラサラの砂は、珪砂砂岩が波で細かく砕かれてできたもの。珪砂砂岩はほとんど石英からなる真っ白な砂で、ガラスの原料としても使われています。

「日本の快水浴場百選」に選ばれ、ハワイ・ワイキキビーチの友好姉妹浜でもある白良浜は毎年海水浴客に大人気。キラキラと輝く海、ビーチに沿って並ぶヤシの木やカラフルなパラソルたちが一層リゾート感を引き立てます。

白良浜
白良浜
白良浜

05

白浜のシンボル「円月島」を眺めながら旅の疲れを癒やす「御船足湯」

サイクリングでの白浜巡りの最後は、ほっと一息。千畳敷、三段壁とともに国の名勝に指定されている「円月島」を眺めながら、心地よい足湯に癒やされて。南紀白浜温泉・共同浴場の松乃湯の目の前、円月島を望む海沿いにある源泉かけ流しの「御船足湯」。気軽に利用できるのが魅力です。

白浜のシンボルとして多くの人に親しまれている円月島は、正式名称「高嶋」、中央にまるい月のような海食洞が空いた、南北130m、東西35m、高さ25mの小島。水平線に沈む陽が円月島の穴を通して見える夕景は特に美しいといわれており、「日本の夕日100選」にも選ばれています。

御船足湯
御船足湯
夕日が沈む頃の円月島

夕日が沈む頃の円月島

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