北山村

北山村

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を使用した。(承認番号 平25情使、第72-GISMAP32551号)

小松の不整合

小松の不整合

 紀伊半島の土台をなす付加体の日高川層群と、その上に堆積した前弧海盆堆積体の熊野層群の境界部が露出しています。両層群の堆積には5000万年の時間差があり、このような関係を傾斜不整合といいます。日高川層群は、南紀熊野ジオパーク地域内最古の地層群で、恐竜がいた白亜紀に堆積しました。すぐ上流の河床には熊野層群の砂岩層中にポットホール(甌穴)がみられ貝化石も産します。

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北山峡

北山峡

 主に付加体の地層からなる大地の急激な隆起と、北山川の下方浸食により標高差600mに及ぶV字状の大峡谷が形成されました。この地域の付加体は、南紀熊野ジオパーク地域内最古の日高川層群で、7000万年前に堆積しました。昔は木材を新宮へ運ぶため筏流しが行われていました。今では木材輸送が陸路に切り替わり、観光筏下りが行われています。

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オトノリ

オトノリ
 オトノリ付近に分布する海底火山の噴出物(枕状溶岩・凝灰岩類)は、はるか遠方の海洋底で形成された岩石です。その後、海洋プレートに乗って海溝まで運ばれ、約7000万年前に海溝で堆積した陸源性の地層と混在して大陸に付加したと考えられています。
オトノリは筏流しの難所で、後継ぎの長男は乗らず弟を乗せたのが語源といわれ、ここを乗り切る櫂さばきは筏師の華とされていました。

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ジゴ

ジゴ

 ジゴ(神護)には、北山峡筏流しの難所の岩肌に彫られた河道の開削工事完成を記念する碑文があります。渓谷に分布する付加体の地層は、南紀熊野ジオパーク地域内最古の日高川層群の砂岩泥岩互層で、7000万年前に堆積しました。褶曲構造も見られます。

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下尾井の河岸段丘

下尾井の河岸段丘

 かつての河床面が下方浸食に取り残されて形成されました。北山川流域では、現在の河床よりも高い標高120m~130m、及び160~170mに礫層を載せた河岸段丘が分布します。段丘上に下尾井遺跡(縄文時代の山間高地遺跡)があり、古来より人が生活していた場所です。